動物園反対派の人々について考える

一部の動物園で飼育環境に問題がある例などが取り上げられることがある。もちろん飼育環境の悪い動物園は改善すべきだが、一部の動物愛護的思想の人々で、動物園そのものに反対する人々が存在する。それについて考えてみた。

動物園に反対する人々

動物園に対して否定的な人がいる。しかし、動物園は子供の教育にとって有用であるし、一概に否定できるものではないはずである。

動物園反対派が反対する理由の例

①動物の自由と倫理

動物園に収容された動物は、自然な環境や行動の制約を受けることになる。動物愛護団体の一部の人たちは、動物が自由に生きる権利を持つと主張し、人間の娯楽や教育のために動物を閉じ込めることが問題があると指摘する。

しかし、本当に動物園で飼育されてることが動物たちを不幸にしているのだろうか?

動物園で飼育されることで、捕食者に襲われる心配もなければ、飢餓に苦しむ心配もない。多少行動範囲が制限されるのと引き換えに、安全な生活を約束されている彼らが果たして不幸であると決めつけるのは早計であると私は考える。

②スペースの問題とそれに伴うストレス

動物園の施設は、野生の動物が必要とする広い領域や自然な環境を再現することが難しい場合がある。特にゾウなどの大型動物を飼育する場合には、広大な土地を用意しないと彼らにとってストレスになる可能性はありえる。

動物に合った飼育環境を整えて、できる限り彼らにストレスのない生活を与えることは確かに重要である。

③教育と代替手段

動物園は教育の場として重要な役割を果たしている。

しかし、あえて実物の動物と接触させるのではなく、書籍やデジタルメディアを活用した教育手段も取れるため、動物を閉じ込める必要はないという主張もある。

しかし、実物の動物を飼育し、それに触れあいながら学ぶことは重要であると私は思う。特に、研究者などにおいても、飼育動物から新たな知見を得られることは十分にあり得るだろう。

まとめ

確かに悪質な環境の動物園などもあり、それは改善すべき点である。

水族館などでは、コロナで閉館しているときには動物たちが鬱様行動を示していることなどもあり (参考)、人との交流が彼らにとって一定の娯楽としての機能があることは考えられる。

バーバリライオンなどは、野生では絶滅したが、動物園で飼育されていたことで絶滅を免れることができた (参考)。

絶滅したリョコウバトなども、早期に飼育し管理下で繁殖をさせていれば絶滅を免れた可能性はあると思われる。

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