日本も共同親権にすべきだと思います

日本は2023年現在、単独親権制度を取っており、これがたびたび問題とされます。というのも、夫婦が離婚をした際に、片方の親 (主に父親)が子供に事実上会えなくなってしまうといったケースがあったりするためです。しかし、日本以外では、欧米など多くの先進国で共同親権が採用されています。

最近、日本も共同親権にすべきだという意見が多くみられ、共同親権について多くのメディアで報道されています (参考)。

また、単独親権制度では、実子誘拐などと言って、片方の親が子供を連れて行ってしまい、もう片方の親が子供に会えなくなってしまうといった事例があります (参考)。これも単独親権が問題視される理由です。

以下、共同親権と単独親権のメリットデメリットについてまとめました。




共同親権のメリット

①子供の安定感

共同親権は両親が積極的に子供の養育に関与することを求めるため、子供にとって安定感をもたらす可能性があります。両親が共同で責任を持つことで、子供は両親との関係を保ちながら成長できるでしょう。

②良好な親子関係

共同親権では、両親が子供との時間を共有し、子供の成長に積極的に関与します。それにより、両親との良好な関係が築かれ、子供の幸福感や自尊心の向上に寄与する可能性があります。

③責任と決定の共有

共同親権では、重要な養育上の決定や子供の福祉に関する意思決定を両親が共同で行います。これにより、両親の意見や価値観を反映させることができ、バランスの取れた判断がなされる可能性があります。

④養育費

単独親権で子供と面会できるのが制限されると、養育費に対するモチベーションが低下して、養育費不払いなどが生じるリスクがあります。共同親権で両方の親が子供と会うことができれば、養育費に対するモチベーションがちゃんと生じて子供が貧困に苦しむような状況を防ぐことができると思います。

共同親権のデメリット

①コミュニケーションの困難さ

離婚や別居した両親が協力して子供を育てることは、コミュニケーションの困難さを伴うことがあります。両親間の意見の相違やコミュニケーションの不和が生じる可能性があります。

②時間とスケジュールの調整

共同親権では、子供のスケジュールや生活の維持について両親が協力して調整する必要があります。両親の時間的な制約や仕事のスケジュールの兼ね合いによっては、調整が難しくなることがあります。

単独親権のメリット

①決定の迅速さ

単独親権では、子供の養育に関する決定を片方の親が迅速に行うことができます。重要な意思決定や日常的なルーティンを一貫して行うことで、子供の安定感や予測可能性を提供することができます。

②子供の環境の安定

単独親権では、子供が一定の環境で成長することができます。継続的な学校や地域の関係、友人や近隣とのつながりを維持することができるでしょう。


単独親権のデメリット

①責任の一方的な負担

単独親権では、養育や教育に関する責任が片方の親に集中するため、育児や教育の負担が一方的にかかる可能性があります。

②子供との関係の制約

単独親権を持つ親は、子供との関係を維持するために努力をする必要があります。時間や距離の制約、子供とのコミュニケーションの調整が難しい場合があります。

③孤独感や負担の増加

単独親権を持つ親は、子育てや家事を単独でこなす必要があります。そのため、孤独感や負担の増加を感じることがあります。


まとめ

共同親権では唯一両親間の不和が問題になる可能性はありますが、やはり総合的に見て共同親権の方が問題点は少ないと考えられます。

日本も今後共同親権に舵をきれることが望ましいと私は思います。


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