日本のマッチングアプリにおける男性差別の実態について

日本のマッチングアプリでは男女で利用料金に差があるものが多く存在します.
これについて, 私は男性差別であると考えていて, それについて考察します.


①日本のマッチングアプリの料金男女差
以下のは具体例ですが, 日本の会社が運営し, 利用されているマッチングアプリでは, 総じて男性側のみ有料での利用で, 女性側は無料で利用できるものが多いです.


・ペアーズ(Pairs)-男性4100円/月額~ 女性無料
・タップル-男性3700円/月額~ 無料あり 女性無料
・with(ウィズ)-男性3600円/月額~ 女性無料


②なぜ男性のみ有料にされてるのか
男性のみ有料にされてる理由について調べると, 以下のような意見が見つかります.
しかし, そのすべてが合理的なものとは言い難く, 差別であると私は思います.


理由1. 男女比率を調整するため
→男女比率調整のためであれば, 入会者数に制限を設けるなどすればいい話. 男性にのみ料金を課すなどという手段をとる合理的な理由はありません.


理由2. 本気度の低い男性を排除するため
→これを理由とするなら, 女性にも同様に料金を課すべきです. マッチングアプリなどで, 業者などが顧客集めのために利用するケースなどもあるようなので, 女性のみ無料にする理由にはなりません.


理由3. 男女の収入格差があるから
→これは別記事で私が話しているように, 女性の収入が低いのは女性自身の意識の問題です. 女性が差別されているなどが理由ではありません.

③問題点
しかし上記の理由には問題がいくつか存在する. いかに羅列しよう.

問題1. 女性を無料 (あるいは安く)すると女性が増える?

これは全くエビデンスがない。確かに相席屋などでは、ただ飯狙いの女性は増えるかもしれない。しかし真剣に恋愛をしようと考える女性の数が増えるかははなはだ疑問である。

問題2. 男性料金を高額にすればヤリ目が増えないか?

これは私の感想である。マッチングアプリなどで男性料金を高額にすれば、参入しようとする男性の絶対数は確かに減るだろう。しかし、そうして減った結果、残る可能性が高いのは、お金を出してでも、より多くの女性と関係を持ちたい不純な動機の男性が多いのではないだろうか?


④料金で差をつける必要は必ずしもない
しかしこれは違うだろう。どのような理由があろうと、性別を理由に条件に差をつけていては性差別である。 

男女比率を是正したいのなら以下のような手段を講じるべきである。

方法1. 宣伝をせよ

女性比率を増やしたいのなら、宣伝を増やすなど、正々堂々とした手段をとるべきである。女性が集まらないのは主催者の宣伝不足でしかない。

方法2. 人数制限で対処せよ

男性過多になるのが問題だというのなら、登録者数、入場者数を人数制限すればいいではないか。それをせずに男性に高額な料金を課すのはおかしいだろう。


 










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